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NPSの目標はどのくらいに設定するのがベスト?【資料公開中】

NPSをKPIにしてる企業向け
NPS運用時の目標設定の注意点を解説
#上級者向け #調査ツール #お悩み改善

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NPS調査を継続していく上で、目標設定をどうすればいいか、何を根拠に目標の数字を見ていくか、そんなお悩みはありませんか?NPSは企業全体で取り組むことが大切です。このコラムでは目標設定の方法を具体的に解説します。

目次

NPS調査の先にある目標設定の重要性

NPS調査を導入した後に必ず課題となるのが目標設定です。

日本でもNPSの浸透が進み、NPS調査をKPIの一部に置く企業が増えてきました。NPS調査は、計算するだけの簡単なものに見えがちですが、実際に取り組むと非常に奥の深い指標です。特にどのように目標設定をするかによって大きな違いが生まれます。
NPSは計算によって簡単に導きだされる「数値」だと思われがちですが、その中身にはお客様の実際の「コメント」が連動されているので、非常に奥深い指標と言えます。
その為、単なる「数字」を上げるだけの目標設定では本質的な改善の意味がなく、なかなか効果が見られないといった結果になることが多いのが現実です。

目標設定の前にまずNPSの基本的な考え方を理解し、その上で目標設定がただの「数値」の設定ではないことをしっかりと押さえておきましょう。

NPSの目標設定で先ずやっておくこと

正確な自社のNPSを知っていますか?目標設定をするには先ず第一に自社のNPSを正確に知ることが大切です。自分たちが戦っていく市場を定め、その市場での自社のポジションを確認しましょう。自社のNPSを知らないまま他社が公開しているNPSを参考に目標設定したり、他部署や他の商品で取得したNPSをベースに目標設定を行うと正確なNPSではない為、目標設定に大きなズレが生じます。

 

 
 

初めての取り組みの場合は、まずは一度NPSを取得してみることが大事です。

 

 

その数字を元に、「批判者」から「中立者」に、「中立者」から「推奨者」に何人あげるのかをシミュレーションし、その推定人数からNPSを計算して、次の目標設定を据えることをおすすめしています。

 

ただし、「批判者10人を5人に減らそう」と数字だけ見るのは要注意。批判者10人のうちの5人が「接客」に対して批判していることが分かってはじめて、「(接客について批判している)5人を減らそう」という目標設定ができるようになります。

 

コメントで点数の理由を分解して「何」についての批判者を減らすのかを明確にしましょう。

目標設定は数字の上がり下がりではなくお客様の声(コメント)で設定する

NPS調査では、単にNPSを計測するのではなく、NPSに影響を与えている要素を把握することが極めて重要です。具体的には、カスタマージャーニーのタッチポイントごとに満足度を調査し、NPSとの相関を分析します。

例えば、ホテルの宿泊客向けのNPS調査では、以下のようなタッチポイントで満足度を調査します。これらの満足度とNPSの相関を分析し、フロントの対応と朝食が、よりNPSの値に影響を与えているとわかったとします。こうした場合には、フロントの対応の満足度および朝食の満足度に関して、具体的な目標を設定してモニタリングを実施します。フロントの対応での満足率(例:7段階評価で6点、7点をつけた方々の割合)をXX%以上にしよう、といった目標です。また、朝食に関しては、満足度が低い方々のコメントには、「○○」といったネガティブワードが多い、とわかれば、このワードが回答コメントに出ないようにしよう、という定性的な目標設定も有効的です。
闇雲に、「NPS XX点以上!」といった目標を掲げるのではなく、お客様の声の分析に基づく目標設定を実施することで、現場の目標達成の意識も変わります

NPS目標設定の6つのポイント(上級者向け)ダウンロード資料

資料にて以下の内容を詳しく解説しています。

  • NPSの目標設定で特に重要なことは何ですか?
  • 競合他社のNPS(ベンチマーク)は見るべき?
  • 自社と競合他社とのNPS はどのくらいの頻度で確認するべき?
  • NPS の目標はどのくらいのプラス値で設定するのが妥当ですか?
  • どれくらいのスパンでNPS の数字を見ていくべき?
  • 顧客対応をした担当者別にNPS を取得するべき?

 

【資料ダウンロードはこちら

まとめ

NPS調査を継続していく上で、次の目標をどう設定していくかはとても重要なことです。NPSの数値を上げていくにはお客様の声との連動が必要です。NPS調査では、その数値に一喜一憂するのではなく、NPSに影響を与えている要素をきちんと把握し、その結果から、何が顧客ロイヤルティに大きく影響しているのかの観点で、業務品質の維持・改善の目標を設定し、顧客ロイヤルティをモニタリングすることが求められます
また、調査結果は現場スタッフも直接確認できるしくみを構築し、お叱りの言葉、お褒めの言葉を、生の声として現場に伝えることが、改善へと繋がっていきます。

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弊社では、「NPS認定資格者」「元大手旅行会社NPS導入責任者」「元リゾートホテルCS担当役員」など、NPSや顧客満足について豊富な経験とノウハウを持った担当者がサポートいたします。

 

PROFILE
この記事を監修した人
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代表取締役社長 望月俊成

【Net Promoter®認定資格者】外資系医療メーカーにてプロダクトマネジメントの経験を積んだ後、日立グループでは、主に外資系自動車会社、化粧品会社のデータベースマーケティングに従事。その後、生体反応をマーケティングに活かすニューロマーケティングサービスを提供するベンチャー企業を経て、2015年にコンピュータマインド社へ入社。新規事業としてNPSを軸に、顧客の声の可視化、共有化するクラウドサービスを開発し、サービス提供開始。2016年4月に、IT×Marketingというコンセプトのもと、分社化によりマーキットワン(株)を設立。現在、NPSに特化したクラウドサービスの提供を行っている。Net Promoter®認定資格者。